男三人で群馬に行ってきた話③
数日かけて振り返ってきた群馬編、ここに完結。道の駅でサトシさんの決勝戦を見届け、眠りに就いたところからです。
前回の記事はこちら
▶男三人で群馬に行ってきた話②
夜通し蚊の脅威に苛まれる
自販機に張り付いていた、大量のカエルがキュートでした。
光源に寄ってくる虫を狙っていたのでしょう。
繰り広げられる生態系を尻目に、
我々はひとつの問題に直面していました。
夏の車中泊、蚊がやばい。
ポケGO用に買った虫よけクリームを塗ったものの焼け石に水。
車の背面が茂みに面していたため、特にトランクで寝ていたSの被害が甚大だったようです。
(僕は運転席に、Yは後部座席に陣取っていたため多少マシだった。)
暑さと湿度も相俟って寝苦しいなんてレベルではなく、
我々は日の出とともに揃って目を覚ましました。
僕「……今何時?」
S「5時っすね」
Y「まじかよ(笑)」
車中泊における虫対策の重要性を噛み締めた一晩でした。
施設付近ならWi-Fiを拾えたり、
『よしおか温泉』はなかなか良い道の駅でした。
風呂場のトイレの張り紙が
『自分で便意をコントロールできない方のご利用はお控えください』
S「かつてここでなにがあったんだ……(笑)」
だったり、小便器の上に「明日に向かって一歩前進!」とあったり、
管理者の慇懃無礼な性格が伺える面もありましたが、まぁね。
職員の人は苦労してそうだけど、利用する分には問題ないでしょう。
おや……伊香保のようすが……
そんなこんなで早朝、コンビニで朝食を済ませつつ朝風呂に向かいます。
僕「ちょっと待ってあの看板なに」
S「『珍宝館』この先……」
Y「『おっきり込みうどん』……」
なんか尽くシモい。もとい、ひどい。
僕「この辺こんなだったっけ……?(←昔来たけど覚えがない」
S「珍宝がおっきして……ここは伊香保じゃなくてイカ◯んぽかぁ?」
Y「ひでぇ(笑)」
本当にこんなんで大丈夫かと不安になったものの、
しばらく走るとエロ街道を抜けました。
『水沢うどん』なるものが名物らしく、
それを振る舞うと思しき店がちらほら。
S「なるほど、アングラな店は端の方に追いやられていったんすね」
魔のイカ◯んぽゾーンを抜け、伊香保に到着しました。
風呂を求めて
風呂を探して手近な旅館を訪れました。
しかしS曰くフロントの対応がだいぶ酷かったようで、
S「入り口にあるのに、なんだあのやる気なさは!」
旅好きで、かつ旅館でバイトしてることもあってか憤慨気味でした。
その後、Sがケータイで朝からやってる風呂を探し、
『大江戸温泉物語』に目をつけました。
僕「WiMAXが通ってない……つらい」
Y「群馬にWiMAXなんてあるわけないだろ!」
僕「ウォーゲームやめ(笑)」
ちなみにガラケー+iPadで通している僕は機能停止していました。
風呂からの漫画タイム
朝の7時からやっているはずの『大江戸温泉物語』。
しかしそんな早い客は想定外だったらしく、
ちょっと待っててね、とお願いされました。
僕「おおらかな業務体系だなぁ」
S「いやいや(笑)」
そんなわけでレトロゲーム&漫画コーナーをチラ見し、
ややあってから入浴。
露天でYの就活エピソードを聞いたりしつつ、
温泉を楽しみました。
横になって入る低温サウナ『釜風呂』が特に幸福でした。
僕「横になれるって素敵だな……眠れるわこれ」
Y「ああ!(笑)」
風呂を出てもまだ8時過ぎ。
こんなんじゃ店も空いてないということで、
先の漫画コーナーで漫画タイム。
S「くっそアツいですね『哲也』」
Y「『咲』キャラより強いって言われてるの納得だわ(笑)」
『哲也』を爆笑しながら読み進める2人。
僕は思うところがあって『メイちゃんの執事』を流し読みました。
石段街をブラブラする
なんとなく眺めました。
365段あるという階段をある程度下って、また登って。
Y「なかなかキツイなーこれ」
S「最後の方けっこう無理やり刻んでますね」
僕「365にしたかったんだなぁ(笑)」
昔贔屓にしていた老主人の営む下駄屋が代替わりしているのを見て、
時間の経過をしみじみと感じたり。
マイルドに表現された『おっき』を見つけて笑ったりしました。
(『お切り込みうどん』と書かれていた。)
(なるほどこういう写真はあると良いのか。)
飲泉所で温泉を飲む
これは飲泉所に向かう途中、
千と千尋のモデルになったという橋をそれと知らずに眺めています。
硫黄が堆積?してて川底がヤマブキ色なのが印象的。
ちなみに温泉は「鉄!」って感じの味でマズかったです。
僕「うえ。マズいわこれ」
S「水うめぇ」
僕「いやこっち飲めよ!(笑)」
石段に戻って『ひぃろ』氏の大道芸を見物した後、『グリーン牧場』に移動。
懐かしのアイスクリームを食べ、帰投しました。
僕「あれ、こんな味だったっけな」
S「それはほら、年食ったから」
僕「子どもの舌は敏感だったってこと?うーん……」
S「あるいはイカ◯んぽミルクが混入してるのか」
僕「まじかよひどいな(笑)」
Y「その単語考えたやつ天才だよなぁ(笑)」
行きはよいよい帰りは地獄
帰りの高速では何故かエアコンが機能せず、
運転中に意識を失いかけました。
さすがにやばいと高速を降り、どうにか生還。
(『ACボタン』を押さなきゃいけないんですねぇ……。)
伊香保でアイスクリームを食べて帰ってくるという、
謎の旅はこんな感じで幕を閉じました。
いや何か食べようとは思ったんだけど、
高かったり開店してなかったりが重なってしまってね。
しかたないね。
帰りに寄るか迷ったけど結局スルーした、
『珍宝館』が唯一の心残りかな。
まん長さん(館長がこう名乗ってるらしい)がご存命のうちに行ってみたい……かな?
そうかな?
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