ゲーム攻略ライターを半年やって辞めた話③【退職編】

ゲーム攻略ライターはどんな仕事で、カイザーはなぜ辞めるに至ったのか?そんなお話の最終回です。

これまでの記事はこちら
ゲーム攻略(以下略)①【就活編】
ゲーム攻略(以下略)②【進撃編】

ゲーム攻略ライターは漁師だった

ゲーム攻略ライターは漁師です。

魚群(PV)の動向を考え、網を張る(記事を書く)仕事です。

閲覧による広告収入が売上になるため、読まれる記事を書かなければいけません。
そのためには正確な情報をすばやく提供しなければならず。

結果として生活の中心がゲームになります。

漁師が天気予報をチェックするがのごとく公式Twitterをフォローし、
新情報が出れば記事を書き、寝る間も惜しんで更新します。

それらワードが検索され、記事が閲覧されるから。

ゲームの更新がないタイミングで休みをとり、
それでも情報が出てしまったら最悪自宅で対応します。

更新が遅いと他社に負けるから。

それらを捌き終えれば心休まるかと思えばそんなことはなく、
クオリティを高めるためにやることはいくらでもあります。

過去に自分が書いた記事を直すとかね!

そんなこんなでとても疲れます。
幸い休みは融通が利いたけど、バイトだから休めばそれだけ収入が減るし……
(これは業種の問題じゃないけど。)

1ヶ月ほど休みたいけどそんなことしたら生活できなくなるという、現代の貧困を体験しました。

「就職したほうが良い」ってこういう意味だったんだね……。

万全な攻略のための投資(課金)も、家計を圧迫しました。
(まぁ、これは好きでやってたから自己責任なんだけど。)

 

好きなゲームでこれである

幸い、僕は好きなゲームだけを担当していました。
他のゲームをやれと言われたことはありませんでした。

それでも正直、大変でした。
「新情報」という単語が怖い。忙しくなるから。

大手のサイトなどで普通にゲーム攻略ライターをやれば、当然、新規ゲームの記事を任されることもあると思います。その苦労は想像もできません。

好きでもないゲームに張り付いて、情報をかき集めるなんて……。

怖いなー。

とか思ってたらこんな記事を見つけました。
僕の思ったこと、だいたい書いてありますね。

ゲーム攻略ライターを志す人は一度目を通しても良いかもしれません。

ゲームライターになるな

僕はなるな、とまでは言いませんが……人には向き不向きあるし、覚悟は必要だと思います。

終わりに

とまぁ、こんな感じで僕は半年でギブアップしました。

飛び込んだことに後悔はないし、とても貴重な経験をさせて頂いたと思います。
たった半年では教育にかかったコストを返せなかったかもしれません。
(だから通常、仕事は3年は続けろと言われます。)
(続けられる環境にしろや、と今は思います。)(2019年追記)

それでも、僕は自分以外の何かに振り回されるのは辛かった。

追伸。スターウォーズをep1から観始めて、3に突入ました。導入が毎回ワクワクするのがすごい。

エピソード7を観てきた話

2年後はこんな風に感じているよ(2017/10/17追記)

読み返してみると、まぁダウナーな文章ですな〜。
失職しているのだからしかたないとはいえ。
(そういや職がないことを理由に同窓会にも行かなかった。)

 

辞めた最大の要因は、待遇が悪かったことです

 

賃金の低さと人員不足による過労で辞めたさが高まり、
上司の意味不明な対応が決定打となった形なので……。

能力を発揮してる感は十分にあったため、
正当な報酬(福利厚生・有給・バカンス)が得られていたなら続けていたと思います。

アクセスの波に振り回されることもあるけど、
何かを最適化することが好きなら、Web編集/ライターは楽しい仕事ですよ!

 

「モンスト キャラ名 最新」で検索を獲りにいったの、
俺が最初にやったんだぜ……みたいなどうでもいい武勇伝も得られます。

ちなみに働いてるときはこんな感じでした。
【モンスト】ナスカを4万円でお迎えしたときの話

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