ゲーム攻略ライターを半年やって辞めた話①【就活編】

カワタカイザーが社会人一年目、なぜゲーム攻略ライターになり、それを半年で辞めたのか。その顛末を三部構成でお話します。

結論だけ見たい方は最終回へ
ゲーム攻略(以下略)③【退職編】

何をして生きていこう?

遡ること一年前。2015年2月。
大学卒業を控えた僕は選択を迫られていました。

「仕事どうしよう……」

そう、就活をしていなかったのです。

財産と言えば大学時代のバイト代を注ぎ込んで購入したMacBook Pro(HDD以外全部のせ)と、それなりに遊んでいたモンストのアカウントだけ。

……という訳でゲーム攻略ライターを志しました。

文章を書くのが好きで、そのために購入した無駄にハイスペックなPC。
モンストの知識(それなり)。

これらを携えて、我が社会人一年目は幕を開け――

好きなことで行きていく?

――ませんでした。

結論から言えば就活は失敗。

アルバイトに応募して面接に行ったのですが、
生涯初めてとなる就職面接はそれは悲惨なもので。
(以下、ダイジェスト。)

初手、遅刻&不手際
面接に時間ギリギリで到着した挙句、その場で履歴書に写真を貼る。
(もちろん写真は直前に駅で撮った。)

グダグダな自己PR
「心理学やってました。人の話を聞けます」
「◯◯な人がいたらどうしますか?」
「訓練を受けたプロじゃないのでわからないです」
「……そうですか」
「(これ書かないほうが良かったやつだな)」

事前知識ゼロ
「貴方は入社後にどんな仕事をすると思いますか?」
「え、それは想像で答えろということですか?」
「はい、そうです」
「新しいイベントが来たら自分で攻略し、攻略班がいるなら連携して、記事を作成する……?(←ふわっふわ)」

根拠の無い自信
「文章力には自信があります」
「ほう。何か経験が?」
「全くないです。でも自信はあります」
「……そうですか」
「(そうですよね!)」

最後に何か質問は?
「面接に時間ギリギリで到着した挙句、その場で履歴書に写真を貼った人間をどう思いましたか?」
「ルール違反だな、と思いました(原文まま)」
「そうですか。ありがとうございます。」

……とまぁこれで受かるはずもなく、一週間後の通知は来ませんでした。
(これから面接に行く人は、下調べをしようね!)
(ブログなどで文章を公開するのもオススメだよ!)

けれど就職先についてアドバイスを頂いたり、個人的に得たものは大きかったです。
(「出版は余程の情熱がなければ厳しいよ」とかそんなん。)
落ちたけど、やってよかった。

とはいえ。

プライド()を傷つけられた怒り

面接について、一つだけ納得がいかない点がありました。
もちろん落ちたことは仕方ないと思います。ただ……

彼らは僕の文章を見てもいない……!
(能力を評価される以前の問題なんだけどね!)

根拠の無いプライドを踏みにじられた僕は、

いつか見返してやる。僕を蹴ったこと、後悔させてやる……!

……と、身勝手な怒りを内に燃やしていました。

そして運命と出会う

それから一ヶ月。
手頃な仕事(週3で月収10万円)に就き、のんびり生きていた折。

一通のメールが届きました。

内容は“うちのサイトで記事を書いてみないか”というもの。
送り主は、アルバイトの申し込みを行っていたもう一つの会社。
全然連絡こないから書類で落ちたと思い、忘れていたエントリー。

きた!チャンス来た!これで殺れる!
(注:怒りが殺意に転化している)

そう。このときから――僕の壮絶な一人相撲が始まったのです。

まとめ

・面接の前には業界のことを少しでも調べよう(常識)
・文章を仕事にしたいなら、なんでも良いから書いて公開すると◎

中編に続く
ゲーム攻略(以下略)②【進撃編】

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