「東京サイドキック」を遊んだよ【レビュー・感想】

ボードゲーム「東京サイドキック」のレビュー、感想記事です。カードサイズも掲載。

どんなゲーム?

ゲーム情報
プレイ人数 1-4人
プレイ時間 60-120分(体感)
対象年齢 12歳~
カード数
(サイズ)
203枚(44×63 mm)
42枚(79×120 mm)

東京を舞台に、ヒーローのデッキを強化/スキルを開放しながら次々と配置される事件を解決し、敵を倒していく協力ゲームです。

東京×ヒーロー、パンデミック×デッキ構築。

ゲームの流れ

敵キャラを4体倒し(アダチアサイラムに収容し)、ラスボスを倒すのが目的です。

大まかな流れはパンデミックと同じ。大まかに3種類の敗北条件があり、それらを満たさないように立ち回りつつ、最終戦に備えてデッキを強化していきます。

主な敗北条件
・ヤバイ事件を放置したら負け
・東京が壊れたら負け
・敵を放置しすぎたら負け

だいたいこんな雰囲気です。

プレイ中はこんな感じ

セットアップ

sidekick04

ボードを広げ、初期配置を行います。でかい。

敵の配置

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敵を1体選び、

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所定の位置に配置します。

キャラクターの決定。

各プレイヤーはヒーローとサイドキック(相棒)を1体ずつ選びます。
ヒーローも初期配置が決まっているので、台座に立てたコマを該当する場所に置きます。

プレイ開始

手番にできること

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手元はこんな感じになっていて、手札を使って色々なアクションができます。
(コマの移動、事件の解決、敵を殴る、デッキ圧縮/強化etc…)

パンデミックにおける4APをカードが担当している感じ。

sidekick02

事件を解決(その場所までコマを移動させ、書かれたコストを支払う)しつつ、敵を倒していきます。

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タコ殴り。(攻撃に参加すると経験値をもらえるため)

解決/撃破で得られる経験値を使ってデッキの強化やスキルの開放を行っていきます。

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経験値で買えるものはこんな感じ。
例によって買ったカードは捨て札に入るので、山札が切れるタイミングで買うと効率◎

「何から買えば良いんだろう……?」
「2か3で行動力を確保するのが丸そう……?」

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ターン終了時にはマーカーが進んでアクシデントが発生し、生き残っている敵の数だけダメージカードが捨て札に入ります。

sidekick03

ダメージカード。デッキを圧迫してくる。なくなると敗北。

マーカーが1順すると、

・アクシデントの補充
・崩壊ゲージの進行(赤・黄イベントの数を参照)
・新たな敵の出現
・赤アクシデントにカウンターが乗る(二個乗ったら即敗北)

こんな感じで色々起きます。敵の出現後にダメージカードの判定が入るため、手番が最後のプレイヤーは毎回最低1枚のダメージを受け取ることになります。(たぶん。説明書とサマリーの記載にブレがあるけど、公式曰くp.10の記述が正しいらしいので、こうなる……はず)

筆者「このヒーロー、ダメージを受けると強くなるんスよ(一番手)」
友人「いいから殴って!さっさと倒すよ!」
筆者「アッハイ」

そんなこんなで敵を2体倒すと強い敵(スーパーヴィラン)が出現するようになり、さらにそれを2体倒すとラスボスが出現。

sidekick11

ラスボスはゲーム開始時に決めてあるので、万全の準備で迎え撃ちます。

「どこで迎撃しようか?」
「ここでシールド割って、ここが決戦のバトルフィールドかな」
「よっしゃ!」
「あ、殺人鬼出現だってさ」
「そんなの無視だ無視!(笑)」
「怪獣来てるのに、元気なやつだなぁ(笑)」

ラスボスを無事に倒せればゲームクリア。

編集中のアレコレ

「好きにやってみー」
「これ解決して、この敵殴ります」
「おっけ、足りない分の火力出すわ。……次のターン何もできなくなるけど」

「……苦しいなぁ、苦しいなぁ。誰かのせいでデッキが育たないなぁ」
「好きにしろって言ったじゃないですか(笑)」

◯詰みかける

「あれ?この赤イベント誰も解決できなくない……?」
「詰んだ……?」
「いや、忍者が追加ドローでSSかSを2枚引き当てれば……よっしゃぁ!」

……

結局忍者今回なにもしてなくね?(レベルも2止まりだし……
「忍者がいなければ赤イベントで詰んでたことをお忘れかな?」
「お前がサボってなければピンチにもならないんだよなぁ」
「だってそれはAくんがさー(笑)」
「わかったから(笑)」

◯ロールプレイも楽しい

「グレイラビットで飛行機落下を解決!」
「弓でどうやって……?(笑)」
「いやこう、ボイスレコーダー付きの矢をコクピットに放って、娘の声で気絶したパイロットを……」
「USBを撃ち込む方がそれっぽくない?」
「なるほど。相棒のハッカーが操作して不時着か。いいね」

◯だんだん職業ヒーローのクズさが出てくるプレイヤーたち
痴漢?自分で解決しろよ!
俺たちはヴィラン倒すのに忙しいんだ!

(事件発生)お、経験値だ

◯【ビル落下】が発生
「今こうしてる間にビルから人が落下してるのか……」
「一ラウンドって何秒くらいなんだろうな(笑)」

総評:★★★★★(満点!)

ヒーローもデッキ構築も協力も、全部好きな筆者にとって神ゲーでした。
箱がバカでかいこと、価格がそれなりにすることが難点ではあるものの、ゲームとしてはわりと最高の部類な気がしています。すき。

パンデミックとの差別化要素として、「自分が強くなっていく喜びがある」「自分でやっている感がある(事件解決/敵撃破)」という点が挙げられます。ひたすら苦しみながら手札をマネジメントしていくパンデミックよりも、比較的プレイ感は爽やか……だと思う。

攻略記事はこちら
主観と偏見による東京サイドキック攻略(作成中)

 

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