12分クエスト【ボードゲームレビュー】
12分クエストのボードゲームレビューです。無料公開されているため、遊んでみました。
「12分クエスト」はキャラメイクの自由度が高い
このゲームの最大の特徴は“主人公の能力を自由に設定できること”です。
オリジナルの魔法を考えて良いし、体力の上限が通常の3倍でも構いません。
……ゲーム開始時にプレイヤーの半数の承認を得ることができるなら。
この「他プレイヤーに許容されるラインで自分が有利になる能力を考える」部分がゲームの本質と言えます。
ルールはシンプル
プレイヤーは全員同時にマップ印刷された12マスを進んでいき、各マスのモンスターと各自で戦闘を行ってコインを稼ぎます。最終的にコインを最も多く所持しているプレイヤーの勝ち。
村のマスでは戦闘用の攻撃アイテムなどを購入できます。
(その他アイテムの詳細は公式サイトで)。
モンスターのマスでは戦闘を行う。攻撃力分のダメージを受けた後、体力を超える攻撃(Cracker×3など)ができれば討伐。書かれた分のコインを得られる(オークの討伐報酬は3コインなので、2コイン以内のアイテムで倒したい)。
各マスのイベントを処理したら、「次のマスに進む or 休憩して体力を1点回復する」を決定する投票を全プレイヤーで行う。この繰り返し。
その他詳細ルールはこちら!
▶12分クエスト・ルール(外部リンク)
プレイ時の様子はこんな感じ
The キングメーカー
Y「いやいや頼むよ!俺を勝たせてくれよ!」
K「ここは全員から均等に奪って優しい世界にしようよ?な?」
I「どうしようかなぁ……(ニヤニヤ」
ゲーム終了直前、K君が単独トップ。Y君が2位という場面。
しかし、場の全権を握っているのはI君だった。それは彼の持っている魔法のせいだ。
彼は「任意の対象から1コイン奪う」魔法を6回使えた。
ちなみに魔法の使用にはOrb(2コインで購入)を消費するため、I君はその魔法を使うだけ損をする。自身の勝利を捨て妨害に特化した能力……!!
1位と2位の点差は5コインであり、ゲームの勝敗はI君が誰のコインをどれだけ奪うかにかかっていた。そこで1位と2位による命乞い合戦が巻き起こっているのだ。
僕「楽しそうだね」
W「そうですね笑」(←3位以下なので高みの見物
I「じゃあ……1位から6コイン奪います」
K「うわあああああああ!!僕の積み上げてきた財産が!」
Y「っしゃああああああ!!(ガッツポーズ」
――――――
いやまぁ普通に考えたらひどい幕切れだったのですが、楽しかったです。
錯綜する思惑
僕「このキャラは、投票で否決されると1コインを得ます」
Y「強すぎない?それ」
K「ずっと否決してれば11コイン入るじゃないですか!」
Y「強すぎでしょう……ダメですよねぇ?」
W「なるほど」I「たしかに」
キャラクターの承認投票の一幕です。
過半数の承認を得ることで使用が許可され、承認したプレイヤーには1コインが与えられます。
強すぎる能力は否決したいけど、コインが貰えない可能性があります。
果たしてどうなったかと言うと……
Y、K「否決」W、I「可決」
Y「っておいいいいいお前ら!」
K「目先のコインにとらわれて……!」
僕ら「へっへっへ」
――――――
余談ですが、I君の「特定タイミングでプレイヤー一人と所持コインを交換する」能力によって僕は1位になれませんでした(笑)
驚愕の事実
Y「なぁ、このゲームって何もしなくても15コイン手に入るよな」
W「たしかにそうですね」
僕「うわほんとだ(笑)」
――――――
このとき三人ともに最終成績12コイン以下。
無能三銃士でした。
まとめ
こんな神ゲーが現在無料公開中です。
みんな遊ぶと良いよ!
TCGのテキストとか、能力みたいなのに親しみのある面子で遊べば盛り上がること間違いなし。
根本はバカゲーなので、面識が浅い人よりは気のおけない友人と遊ぶとより楽しいと思われます。
偉大なる配布元様はこちら
▶12分クエスト(遊星ゲームズ)
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